和蝋燭の魅力
和ろうそくは、ハゼの実などから採取した植物性のロウから作られ、芯はい草から取れる灯芯を使用しています。職人が1本1本手作業によって作られていきます。
和ろうそくは、燃えていくとほんのりと蝋の溶けた香りがするものの、油煙が少ないのです。これは純植物性の素材だからこそです。点火するとロウは液体となりますが、その液体は芯に吸い上げられ、炎とともに蒸発するため、液だれもほとんどありません。芯が「い草」や「和紙」でできていることで、ロウの吸い上げも良くなるのです。
和ろうそくの炎は「大きくてやわらかい、炎が消えにくい」ことも特徴として挙げられます。
和ろうそくは、中が空洞芯になっていることから空気が中を流れやすく、風がない時でも揺れたり、炎が弾むような現象が起こります。この “ゆらぎ” が癒しを与えてくれ、リラックス効果が期待ができます。その穏やかな光と独特の美しい炎が、多くの人々を魅了してきました
浄敬庵では、Fコースに和蝋燭を使用しています。